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La Storia, dal 1763
quando l’acquacedratario Giuseppe Dentis apre la sua piccola bottega nell’edificio di fronte all’ingresso del Santuario della Consolata. Il locale all’epoca era arredato semplicemente, con tavole e panche di legno. 

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2015年ミラノ国際博覧会出展秘話

2015年に開催されたミラノ国際博覧会(万博)。
実は私たちもイタリアへの逆輸入というスタイルで「日本館」へ出展致しました。

ミラノ万博のテーマはズバリ「食」。
「日本館」においても、イタリアの方々は元より、世界の方達に日本の「食」のPRを効果的にする事が私たちに与えられたミッションでもありました。
2013年12月に「和食」がUNESCOの無形文化遺産に登録されたこともあり、世界中の方々が和食や日本の食材に興味を持っていただいている時期でもありましたが、欧米の方達へ食べ慣れないもの等をダイレクトに紹介する事で、ネガティヴキャンペーンになってしまうケースも多々あったようです。

例えば和菓子の基本であるアンコですが、欧米の方からすると「甘い豆」が口に合わない方が多々いらっしゃるようです。
その理由として「豆」はしょっぱく味付けしたおかずだから。いわゆる豆のスープやチリビーンズのように欧米の豆は塩味のものがほとんどです。

そのため甘い「豆」を食べつけない方には、なかなかハードルが高いのかもしれません。
日本人の感覚だと、お寿司に醤油ではなく蜂蜜をかけてデザートとして出されるみたいな感覚でしょうか?!確かに微妙な雰囲気になりそうですね。

 

食文化に関しては、各国・各地域でとても繊細な文化の違いがあります。そのために私たちがとった作戦として、彼らの馴染みのあるものを日本の食材でアレンジすることで、日本の食材に興味を持ってもらうことに注力して商品開発致しました。
まず開催地であるミラノやトリノのある北イタリアの郷土菓子であるお菓子を選び、それを日本の食材を使ってアレンジメントする事で、お客様に寄り添い、まず興味を持っていただくことにいたしました。

しかしここで一つ大きな壁に当たります。万博が開催されるミラノへの食材の持ち込み規制に関しては、EUのレギュレーションを守らなくてはイタリアに持ち込めません。3.11の影響による品目規制なども当時はかなりあり、HASAP基準なども加わり、かなり細かく可否が定められておりました。
余談ではありますが、鰹節などが持ち込めず苦慮されていた出展者様もいらっしゃいました。
また、イタリアに入ってからの調理や仕込みなどに関しても、現地調理による会場持ち込みなどはミラノの保健衛生局の規制も厳しく、さらに万博会場内での調理に関しては、レストランスペース以外の調理物は衛生上の観点からお客様への提供が禁止されていたりなど、かなり厳しい基準が設けられていることもわかりました。

それらの品目規制や、衛生基準の観点などを鑑み、日本で全て仕上げができて日持ちのする焼き菓子にすることを決定し、主役の提供スイーツに関してはBicerinの主力商品でもあるバーチ・ディ・ダーマにすることとなりました。
副食材に関しては品目規制なども考慮しつつ、世界遺産にちなみ「世界自然遺産 白神山地」のリンゴと、「伊勢神宮神宮司庁御用達 芳翠園」の皇室献上抹茶 を使用することにしました。これらで現地の方々にも気に入っていただけるよう試作を繰り返しまし、万博会場に搬入。イベント会期中大勢のお客様に振る舞い、大変な御好評を頂くことができました。

ちなみに日本館は「展示デザイン」部門で金賞を受賞し、会期中に200万人の観客動員があり各国のパビリオンの中でも一番人気でした。
私達といたしましても、イタリアと日本の間の職による文化交流の一端のお手伝いが出来ましたことを光栄におもっております。

ミラノ国際博覧会で提供したバーチ・ディ・ダーマはBicerin各店舗及びオンラインストアにてお求めいただけます。
バーチ・ディ・ダーマをショップで見る

2020.08.25

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