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La Storia, dal 1763
quando l’acquacedratario Giuseppe Dentis apre la sua piccola bottega nell’edificio di fronte all’ingresso del Santuario della Consolata. Il locale all’epoca era arredato semplicemente, con tavole e panche di legno.
トリビアなひととき〜トリノの郷土料理編〜 “タヤリン”
トリノで古くから親しまれているパスタの一つに稲庭うどんのように少し平打ちの細麺に仕上げたたまご麺の手打ちパスタ「タヤリン tajarin」があります。
バローロやバルバレスコなどの名城イタリアワインの産地でもあるこの地では、赤ワインの清澄用に卵白を大量に使います。そしてその際に余った卵黄を使って作ったパスタの生地はコシのある生地に仕上がるため、このタヤリンのような細麺を作っても美味しいパスタになるのです。
日本でもイタリアでも食とお酒は文化的にも切っても切れない繋がりがありますね!
ちなみにこのタヤリン、他の地域ではタリオリーニ taglioidlini (地域によってはタリエリーニ taglielini)と呼ばれますが、これらの呼び名の方がイタリアでは一般的。タヤリンはピエモンテ地方のいわば方言なんです。
さてこのタヤリンの定番はなんといっても溶かしバターにセージの香りを纏わせた「セージとバターのタヤリン」セージの香りが効いて赤ワインにぴったりのパスタです。
また季節限定のスペシャルが「白トリフのタヤリン」。季節は毎年10月中盤くらいからの秋の味覚!「トリフ祭り」の時期にはあちこちのリストランテで提供され、とても心踊る一品です。
こちらも作り方は大変シンプルで、茹で上げたパスタに卵黄を絡めて贅沢に白トリフを削ります。
ここで大事なポイントは、ズバリケチらないこと!クリーミーな卵黄に絡まったタヤリンが、白トリフの芳醇な薫りに包まれているだけで、まるで天国にいるようです。
2022.02.21
トリビアなひととき